第6話「女囚の秘密」その3 の続きです。
福川が、野山獄の房の錠を開けると、
井上喜左衛門(小浜正寛)が出てきました。
井上は、何かを握りしめ、久子の房に向かいます。
「もし高須殿・・・聞かしてくれんか ?
これのことでござる!」
そんな井上の声に、皆が房から出てきました。
井上の手には、久子が捨てた文のお手玉がありました。
「吉田の妹御が高須に差し入れたもんじゃ」 福川が説明した。
第6話「女囚の秘密」その3 の続きです。
福川が、野山獄の房の錠を開けると、
井上喜左衛門(小浜正寛)が出てきました。
井上は、何かを握りしめ、久子の房に向かいます。
「もし高須殿・・・聞かしてくれんか ?
これのことでござる!」
そんな井上の声に、皆が房から出てきました。
井上の手には、久子が捨てた文のお手玉がありました。
「吉田の妹御が高須に差し入れたもんじゃ」 福川が説明した。
至誠にして動かざるは、
未だ之有らざるなり
第1話の中で、寅次郎が何度も言っていましたが、
中国の儒学者の孟子の言行録『孟子』の中に書かれた言葉です。
誠意・真心を尽くせば、この世に心を動かされない者は誰もいない。
という意味で、吉田松陰が好んで使ったと言われています。