黒船と行動 久坂玄瑞と幕末男子の育て方

                                         

第3話「ついてない男」その1 からの続きです。
ここからが、ドラマ的には、第2話のメインです。

いよいよ杉文(井上真央)がのちに結婚する
運命の人・久坂玄瑞が登場します。

久坂玄瑞は、当時でも極めて長身六尺180cm以上)ほどで、
イケメンモテたそうです。

長身イケメン東出昌大さんが玄瑞を演じているのは、
まさに適役ですね。

 


 

不運の男「久坂玄瑞」との出逢い

江戸にアメリカの黒船、長崎にロシア船と、
頻繁に外国船が日本にやって来るようになります。

萩にも黒船が来るというウワサが流れます。

WS000110瓦版に印刷された化け物のような「ペルリ」の似顔絵を見て
文の仲間たちの女子は悲鳴をあげます。

「ペルリ」とは、「ペリー」のことです。

そんな萩の女子たちは、
あるアジト小屋で密談している男子たちの話を
立ち聞きしてしまいます。

「外国が攻めてくる」

「国を守らなければ・・・」

と、いつも兄の寅次郎(伊勢谷友介)が言っているような話が聞こえてきて
文は、興味を覚えます。

この中に、文にとって運命の人久坂玄瑞がいました。

ちなみに、文は1843年、久坂玄瑞は1840年に生まれですので
この時(1853年)は、10歳玄瑞13歳になります。

だから、文のメークは、あんな感じだったのですね。
納得しました。

ある日、またいつものアジト小屋の外で
文が、立ち聞きしていると
夜中にみんなで黒船を見に行く計画を知ります。

寅次郎やみんなが関心を持っている黒船を
文も見たくなって、夜中にアジト小屋に行ってみました。

すると、他の男子はドタキャン、
仲間のドタキャンに対して怒っている玄瑞しかいませんでした。

文は、玄瑞に声を掛け
二人だけで黒船を見に行くことになります。

皆、分かっとらんからじゃ。
この国は危うい。
危機が迫っとるっちゅうのに皆分かっとらん。
誰かがやらにゃいけんのじゃ。
俺は、どげしても今日、船を見んにゃいけん。

兄の寅次郎と同じようなことを言い、
自らの目で黒船を確かめようとする行動力に、
文は、玄瑞に、寅次郎と同じ情熱を感じます。

 


 

不運を嘆く玄瑞、叱咤する文

しかし、結局、黒船を見ることはできませんでした。

 願かけしとった。
 今日、もし船を見られたら何か変わるって。
 じゃが、やっぱりダメじゃった。
 呪われとる。

玄瑞は、おみくじを引けば、いつも「」。
次々と親兄弟が亡くなり家督を継がなければならなくなり、
武士になりたいのに、医師にならざるを得なくなってました。

「神様に愛想つかされとる」と、嘆く玄瑞を見て、
文は、玄瑞を神社に引っ張って行きました。

もう二度とおみくじは引かないと心に決めた玄瑞に
文は、もう一度おみくじを引かせようとします。

 弱虫。
 何があったか知らんけど、勝手に決めんでよ。
 自分の人生こねなもんだとか。

 (おみくじを)引いてみよう。

 みんな口だけ。
 異人を倒すとか黒船を見に行くとか・・・。

 でも、あんたは違う本当に行動する人
 自分の人生をどう使うか本気で考えとる人

 言うだけの人より、
 ぶつかってこけて膝すりむいて、
 人から悪口言われるかもしれんけど、
 うちはそういう人が好き

行動」とか「人生をどう使うか」とか・・・
文には、しっかりと寅次郎の精神が入っているようですね。

 悪い事ばかりあったんなら、
 きっと悪い運は使い切った。
 だから、きっとこれからはいい事ばかりある

tsuiteru文から、プラス思考叱咤された玄瑞は
おみくじを恐る恐る引いてみると
見事に「大吉」が出ました。

幕末男子の育て方」が出ましたね。

初めての大吉を引いた玄瑞の心には
幸福に導いてくれるような文の明るさが
くっきりと残ったようです。

寅次郎への梅太郎の兄弟愛

ペリー来航から数カ月後、
長州藩三浦半島沿岸警備を命じられ
伊之助(大沢たかお)と、兄の梅太郎(原田泰造)が来ます。

その時に、「黒船」に乗り込む渡航計画を
金子重輔(泉澤祐希)と計画しているところを
伊之助と梅太郎に見つかってしまいました。

再び、兄・梅太郎から諭される寅次郎。
命をかけて弟を想う兄の深い兄弟愛を感じました。

坂本龍馬もそうでしたが
男が大義のために決意して
情を捨てるところは、泣けてきます。

梅太郎の言っていることは、
いちいちごもっともであり、
寅次郎も、理解できるだけに
さぞつらかったことでしょう。

しかし、日本国の非常事態
事態の大きさに気づいた者が
行動を起こすしかありません。

「寝耳に水」寅次郎の国禁破り

寿(優香)は伊之助の子を身ごもったことを知らせに
杉家に来ます。

「伊之助、やったなぁ~」

一同、幸せいっぱい・・

そんなおめでたムードの中、父・百合之助(長塚京三)が
ショックを受けた様子でフラフラになってやって来て
寅次郎が、国禁を破り黒船に乗り込んだことを
みんなに知らせます。

「寅次郎、やっちまったなぁ~」

一同、奈落の底へ・・

 
寅次郎が小船を漕ぎ、黒船に密航しようとするところで
第3話は終わります。

 


 

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