再婚と鹿鳴館からの招待状

                                         

第49話「二人の再婚」その1 からの続きです。

萩の杉家で、美和が考え事をしながら
水を汲んでいると、
辰路と秀次郎がやって来ました。

杉民治、滝、亀は、
立派に成長した秀次郎に、
驚き、喜びます。

秀次郎が久坂家の家督を継ぐ報告をすると
民治は秀次郎に、久坂玄瑞の
形見の木刀を渡します。

その後、美和と辰路は二人で話をし
秀次郎の成長について、
互いに礼を言い合うのでした。

 


 

幼馴染

その後、懐かしい人も、
美和に会いに来ます。

幼馴染の吉田ふさ、入江すみと
久しぶりに再会して、女子トークをします。

吉田利麿の妹のふさは、
吉田家を継ぎ、入婿をむかえて
4人の子持ち都のことでした。

入江九一と野村靖の妹であるすみは、
伊藤博文と離縁していましたが、
その伊藤と新しい伊藤夫人の仲人で
再婚していたとのことで
美和は驚きを隠せませんでした。

ふさとすみは、
美和の方はどうなのか・・
と、聞いてきましたが、
シドロモドロする美和でした。

 


 

群馬県庁の新しい課題

その頃、群馬県庁では、
楫取素彦は、また新たな課題に
取り組んでいました。

前橋までの鉄道建設です。

生糸の輸送のため
鉄道が必要なのですが
政府は多額な費用が必要なために
負担ができない・・ということで、
実現できておりませんでした。

そこで、楫取は
第十五国立銀行頭取の
毛利元徳へ手紙を書いて、
相談することにしました。

 

 

再婚の決心

一方、萩では、美和は母親の滝に、
楫取との再婚のことを相談しました。

滝は、美和と楫取とは見えない糸で
結ばれているような気がする・・・
と、迷う美和の気持ちを
滝は、笑顔で後押ししてくれます。

三畳半の部屋で、美和は
「父上、寅兄、旦那様」
と、位牌に手を合わせます。

 

 

再婚

そして、群馬の楫取家へ戻った美和は、
自分の気持ちにけじめをつけるために、
久坂玄瑞からもらった手紙を
焼こうとします。

そこへちょうど楫取が帰ってきて、
それを止めます。

「私が寿を忘れんように、
お前も・・久坂のことを忘れられる訳はない。
これは、ずっと持ってればいい。
一緒に・・やっていこう。
私の妻となって欲しい」
と、楫取はプロポーズします。

「はい・・・よろしくお願いします」
と、泣きながら美和は承諾しました。

そして、阿久沢商店に
鈴木栄太郎が駆け込んできます。

「大変で~す。県令殿と美和さんが、
入籍の書類を提出なさいましたっ」

その報告に一同、喜びます。

せいの報告により
学びの場でも祝福の歓声が上がります。

県庁でも、楫取は
職員一同から祝福されます。

 

 

鹿鳴館からの招待状

そこへ、鹿鳴館から
楫取に招待状が届きます。

この頃、日本政府は、
西洋風の社交場・鹿鳴館を造り
毎夜、舞踏会を開いていました。

欧米との不平等条約を改正するため
日本の文明国ぶりを
世界に向けて印象付けようとしたのでした。

毛利元徳の計らいで
楫取と美和が鹿鳴館
招かれる事になりました。

前橋までの鉄道建設が、
国立銀行だけでは
多額の融資は難しかったので、
夜会に来る有力者に話ができるように
元徳が手配してくれたのでした。

 

 

毛利家への報告

楫取は美和は、
再婚の報告も兼ね、
東京の毛利家を訪れました。

都美姫改名・都美子も
二人を祝福してくれます。

そして、楫取と美和は
分厚いステーキをご馳走になります。

鹿鳴館には、政府の
伊藤や山県も来るはずだから
相談すれば良い・・と
元徳はアドバイスしてくれます。

そして、安子は美和のための
ドレスを出してくれます。

楫取から頼まれて、
準備してくれていたのでした。

 


 

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