富岡製糸場の危機

                                         

そんなある日、明治政府から
民間の引受先がないため、
富岡製糸場を閉鎖する・・
という通達が届きます。

この政府の勝手なやり方に
阿久沢権蔵は、激怒します。

富岡製糸場は、これまでに模範工場として
日本の製糸業の発展に
並々ならぬ貢献をしてきた工場であり、
アメリカとの取引も順調で
これからだ・・という時だったのです。

閉鎖させるわけにはいかん・・
継続を政府に求めていく・・
と、楫取素彦は県庁職員に断言します。

 


 

草莽崛起

一方、群馬の一大事と
せいや美和たちも立ち上がります。

学び場で学んだ女たちも
自分たちの考えを持って
蚕業農家を一軒一軒回って、
嘆願書を書いてもらい、
文字の書けない人には
代筆してあげます。

県庁で、楫取が、民間の工場にも
県が後ろ盾となり、
機械を導入する方針であることに
感じ入った阿久津が楫取と話していると
そこへ、せいと美和が
女たちの嘆願書を届けに来ました。

たくさんの嘆願書に、楫取は感激しています。

 


 

明治政府への直談判

上京した楫取は、
農商務卿・西郷従道に
面会を申し入れました。

西郷は、楫取が、
維新では長州藩の舵取りをし、
明治政府の参与を務め、
木戸孝允でさえ一目置いていたことを
知っていました。

楫取は、意見書と
女性たちの嘆願書を西郷に提出します。

そして、群馬では
皆、生糸作りに誇りを持っており、
そんな現場の声をどうか聞いてほしい・・
と、頭を下げます。

 

 

桜咲く

政府からの回答が
ようやく来るというその日、
群馬では、桜が咲く中、
女児学校が完成しました。
県庁では美和が待機しており、
政府からの電報を受け取ります。

電文を読んだ美和は
一目散に、楫取の元へ駆け出します。

そして、女児学校開校の
祝辞を述べている楫取に微笑み掛けます。

楫取と阿久津とせいは、吉報を覚りました。

後から走って来た鈴木栄太郎が
「富岡は存続だァ~!!」と叫び
一緒に走って来た県庁職員一同、大喜びです。

 

 

阿久津と楫取 せいと美和

それから、しばらくして
阿久津の工場でも機械が入り
稼働を始めました。
女たちの仕事にも、さらに活気が増します。

そんな阿久津の投資に
楫取が礼を言うと、
阿久沢は、楫取を料理屋へ誘います。

そこで、阿久津は、
楫取には、強い味方・・
特別な人がいると・・言います。

その頃、せいも、美和を家へ誘って、
飲み始めていました。

まだひとつ大事(おおごと)が
残っていると言いながらせいは、
「お兄さまのこと。
正直なお気持ちが聞きたくってね」
「お二人、一緒になられちゃどうかね?」
と、ズバリ言いました。

大事なのは自分の気持ち・・と
背中を押すせいの言葉に
考えこむ美和でした。

 


 

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