母親たちの学びの場

                                         

美和は空き家を借りて
女たちの学びの場を作ろうとしていました。

一方、楫取素彦は、囚人たちの仕事を
見て廻っています。

楫取の言葉に感動した囚人たちは
懸命に働いていたのでした。

 


 

東京へ行く

美和は、女たちの学びの場
作りながら、久米次郎からの
母の気持ちがわかるのなら、
今すぐその家を出ていってほしい・・
という内容の手紙のことを
せいに相談し、
寿の気持ちを確かめるために
東京に行くことにします。

そこへ、トメとキクが
嬉しそうに手伝いに来ます。

みんな、学び場のことが
楽しみなのでした。

その晩、美和は楫取に
寿のお見舞いに行くことを話します。

楫取も、寿と久米次郎のことが
気掛かりのようでした。

 


 

寿の気持ち

美和は東京にやって来ました。

楫取家に美和が着くと、
そこへ久米次郎が帰って来ますが
「帰って下さい」とつらく当たります。

気づいた寿が、美和と久米次郎を
部屋に入れます。

そこで、寿は、久米次郎が
美和に送った手紙のことを知り、
寿は、久米次郎に
美和と二人きりにしてもらいます。

寿は、病気のために、楫取の傍で
内助の功ができないことが
情けなく思っていて
美和に対してうらやむ気持ちも
ないことはなかったのです。

また、楫取が、
寿に話せないことも、話せる美和に
仕事でつらい気持ちがわかる人が
傍にいることがありがたく
やけるくらい感謝している・・
そんな胸の内を美和に話しました。

「兄上は寿姉のこと
誰より大事に思うております」
傍で見ていて感じると
美和は寿を励まします。

そんな二人の様子を、
じっと見守る久米次郎でした。

 

 

姉妹の約束

美和は東京にしばらくいて、
寿の世話をすることにします。

美和が、兄の吉田松陰の志を引き継いで、
母親たちの学校を作っている話をきき、
松陰が、子供を育てるには
まず母親が学ぶことことこそが大切・・と
よく言っていたことを思い出します。

病気を治し、私達姉妹で
母親たちの松下村塾を作りたいと
笑顔で話す寿でした。

 

 

再び暴落する生糸

その頃、群馬では
共同揚返場の建設は
着々と進行していましたが
生糸の価格が、また暴落していました。

その頃、世界経済は不況に見舞わられ
諸外国の物価は低落・・・
そのため、日本の輸出の頼みである
生糸の相場も下がっていたのでした。

生糸は、日本最大の輸出品であるため
このままでは、群馬のみならず、
日本経済そのものが
危機的な状況となってしまうため
に直面することを意味していたため、
楫取は早急に対策を
立てねばなりませんでした。

楫取は、星野長太郎に、
渡米している星野の弟・新井領一郎の
様子をたずねます。

第47話「姉妹の約束」その2 へと続く。

 


 

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