西南戦争の終結と武士の世の終焉 養蚕農家との話し合い

                                         

第45話「二人の夜」その2 からの続きです。

県庁の職員を集め、
楫取素彦は会議を開きます。

会議で、阿久沢権蔵から目配せを受けた
鈴木栄太郎が
「もしうまくいかなかった時は、
どうされるおつもりで?」と質問します。

「その時は、責任を取る」
と、きっぱりと答える楫取は、
腹をくくっていたのでした。

 


 

西南戦争の終結

明治10年9月24日、
西南戦争において
政府軍の総攻撃が始まりました。

そして、西郷隆盛の死によって
不平士族の反乱は終焉します。

東京では、久米次郎が
西郷が亡くなり武士の世が終わった今
父がどう考えているのか知りたく
父に会いたいと、寿に伝えます。

自分の生き方を見失っていた
そんな久米次郎に、
「わかりました。お行きなさい」
と、寿は許します。

 


 

迷える久米次郎

群馬の楫取家へ久米次郎が着くと、
美和しかいません。

久米次郎は、美和に対しても
楫取に対しても、
不信感を持っているようでした。

美和を振り切り、
楫取の帰りも待たずに
久米次郎は、楫取の元へ
すぐさま向かいました。

その頃、楫取は、近郊の村を廻り
養蚕農家との話し合いを続けていました。

懸命に訴える楫取に
仕事を失ってしまう仲買人は
大反対をします。

あまりの状態に
久米次郎が飛び出そうとするのを、
工藤長次郎が押しとどめます。

日本のために、群馬のために、
人々の暮らしのために
自ら身を粉にして懸命に立ち向かう父の姿に
久米次郎の心は動きます。

 

 

久米次郎の回心

話し合いが、ものわかれとなり
養蚕農家は、帰ってしまいましたが
次からも、真心を込めて説得すると
楫取の決心は変わりません。

そんな楫取の元に
久米次郎を探して
雨の中、美和がやって来ます。

思いつめていた様子の
久米次郎のことが気掛かりだったからです。

そんな美和に、工藤から受け取った
久米次郎の手紙を、楫取は美和に見せます。

久米次郎の手紙には
逃げていた自分自身を省み
父のように己に向き合いたいという決心が
記されていました。

ほっとする美和でしたが、
そこへ、工藤が現れ
雨で崖が崩れてしまい、
町へ帰る道が塞がれてしまったと報告します。

工藤は知り合いの家に泊まり、
楫取と美和は、近くの宿屋へ
1つの部屋へ二人きりで
泊まることになります。

美和と楫取は布団を離して、別々で寝ます。

その頃、事件は起きようとしていました。

 


 

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