萩の乱 が終わって・・

                                         

第43話「萩の乱に誓う」その1 から

そして数日後のこと
群馬に残った楫取素彦の元へ
内務省の高官となっていた品川弥二郎が訪れ、
無事に萩の乱が鎮圧されたことを報告します。

さらに、首謀者の前原一誠は捕まらず、
全力で行方を追っていると話します。

 


 

憔悴する杉家

そんな品川も、前原に何もしてあげられない
つらい胸の内を、楫取に打ち明けます。

萩の杉家へ美和と久米次郎が到着しますが、
杉民治と亀の長男・吉田小太郎も
萩の乱にて命を落とし、
小太郎の死を知った玉木文之進も
切腹したのでした。

文之進の残した手紙を
滝より美和は渡されます。

そこには、
前原は真の武士である
と、書いてあり、萩の乱に
前原が至るまでの経緯が記されていました。

前原は、民のための政(まつりごと)をすべきだと
政府に手紙を書き訴え続けたが、
その声が届かないため、
誰かが立ち上がればならなくなり、
吉田松蔭の弟子として、
その志を貫くために立ち上がったのでした。

この前原の信念を文之進は受け止め、
前原を止めなかったのです。

久米次郎も、志を立てる道が
悉く潰されていく・・と
自分だけが生き残ってしまったと
失意の中、東京に戻ります。

杉家の家族は、民治も亀、
滝も憔悴しきってます。

 


 

木戸孝允の苦悩

その頃、天皇への直訴を目指した前原は
島根で捕らえられ、
萩の牢獄に繋がれていました。

前原が捕らえられた後、
東京明治政府へ、楫取は
木戸孝允を訪ね、話をします。

木戸は、日本を取り巻く世界の情勢は
激しく動いており、
西洋諸国から、日本を守るための
苦しい選択を迫られていたのでした。

誰かが背負わなければならない役目を
木戸が苦しみながら背負っていることを
楫取は理解し、その胸中を思いやります。

この後、前原は、斬首されました。

 

 

再び群馬へ

その頃、阿久沢商会では、阿久沢権蔵が、
あちこちで士族の反乱が起きているが
政府軍が圧勝、武士の時代は終わり、
これからは商売人の世の中、
儲けると、妻のせいに話しています。

群馬に到着し、
美和が馬車から降りると
そこには楫取が待っていました。

「お前には、また辛い思いをさせてしもうた。すまん」
そう言って、楫取が美和に頭を下げます。

「もう誰も死なんでほしいのに。
やのに・・・また、どうして・・
大事な人たちばっかり・・・」
と、美和がそう言って泣きます。

そんな美和を、楫取は
そっと抱きしめるのでした。

 


 

コメントを残す