脱走兵、鎮圧軍に制圧される

                                         

第38話「届かぬ言葉」その1 からの続きです。

そんな中、楫取素彦は
事態を収束させようと、
この脱走兵を率いるリーダーである
雲仙の元を訪ね、この度の手違いを詫び
頭を下げます。

そして、雲仙らに、
兵たちの今後の身の振り方を約束します。
そんな時、萩から援軍が来ている
知らせが、雲仙らの元に入ります。

 


 

元徳への進言

楫取は、雲仙らに動かぬように言い
急ぎ、山口城に戻り、
彼らは言い分を聞いてもらいたいだけ
と、知藩事の毛利元徳を諌めます。

元徳が納得していないと
脱走兵たちが城に向かっていると
元徳のもとへ報告が入ります。

 


 

奥の準備

この知らせは、直ちに奥にも伝わりました。

いつ戦になるか分からない状況のため、
奥にいる美和は、元親、都美姫、銀姫に
安全な場所に避難するように言いますが
誰も動こうとはしません。

そこで美和は、奥女中を采配し、戦の準備をします。

 

 

鎮圧軍の出動

そして、明治3年1月、
2000人の脱走兵が、
萩から山口に向かっていた援軍を撃破し、
山口藩公館を包囲しました。

その知らせは、新政府にいる
木戸孝允の元にも届けられました。

長州では、この混乱に煽られ
百姓一揆も起こり始めており
これが、日本全土に飛び火することを危惧した
木戸孝允は、自ら指揮を取り
長州に鎮圧軍を出動させることにしました。

その頃、藩庁側と脱走兵たちとの話し合いは
平行線を辿っていました。

楫取は、脱走兵たちの言い分を
元徳に届け、話し合いに応じるように求めますが
元徳は決断できません。

そうしているうちに、新政府の木戸が
鎮圧軍を率いて、山口に向かっていると
知らせが入ります。

開き直った脱走兵たちは、
新政府軍と、戦をするつもりでいます。

 

 

一人の脱走兵

そんなある夜のこと、奥御殿で
寝ている興丸のそばで美和が控えていると、
物音がします。

畑へ行ってみると、一人の若い男が
食べるものを探していたのでした。

美和がにぎりめしを作ってあげると
若い男は、にぎりめしを食べながら
アメリカへ行く夢を語るのでした。

 

 

毛利敬親の言葉

翌朝も、楫取は元徳を諌めようとするも
元徳は楫取に会おうとはしません。

そして、木戸が鎮圧軍とともに
山口にやって来ました。

楫取と美和は
毛利敬親に助力をお願いします。

その頃、ようやく元徳が
楫取の助言を聞き入れるべきであったことに
気づきます。

そこへ、敬親が現れ
それに気づいた元徳を褒めます。

そして、病気をおして敬親は、
雲仙ら脱走兵の元へ行き、
これまでの兵たちの働きに
感謝の言葉を述べ
元徳も話を聞くことにした・・と
和解を促しました。

 

 

脱走兵、鎮圧される

話がまとまりかけたその時、
カラスに驚いた脱走兵の一人が
発砲してしまいます。

その銃声を聞いた木戸は
出撃命令を出してしまいました。

脱走兵と鎮圧軍の戦いは
鎮圧軍の勝利で終わりました。

明治新政府は、政府への反逆行為として
捕らえた脱走兵たちを処刑することになります。

雲仙や夢を語っていた若い男は捕らえられました。

夢なんぞ見なければ良かった・・という
若い男の言葉が、美和の胸に刺さります。

楫取も、事態を収拾できなかった己を責めます。

 


 

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