小田村伊之助、楫取素彦と名を改める

                                         

第36話「高杉晋作の遺言」その1 からの続きです。

その頃、小田村伊之助は
広島・九州の諸藩との交渉を成功させ
山口城に戻ってきていました。

そのような活躍をしている伊之助でしたので
幕府方から命を狙われるのではないか・・と
危惧した藩主・毛利敬親が、伊之助に
名を改めることを提案します。

この後、伊之助は、名を
楫取素彦(かとりもとひこ)」と改めました。

そして、楫取は政務の合間に
高杉晋作のいる下関を訪れました。

高杉と楫取は、楽しく語り合います。

一方、高杉の看病に
美和が下関に行っていることは
美和の手紙により杉家に伝わります。

母・滝は、どの手紙にも
「せわぁない」と書かれていることから
美和の心の中が気掛かりになります。

 


 

高杉の遺言

楫取が帰ってから、
月夜の桜を見ながら、
高杉は美和に
来年の桜は見られんじゃろうなぁ~
と、言います。

命を使いきった・・・
久坂が京で死んだ時、
幕府打倒を誓った・・
この俺の手で
久坂の無念を晴らしてやりたい・・
と思ったと
高杉は美和に語ります。

高杉は、久坂の子の件を美和に尋ねると
美和は、引き取ることはできないと断リます。

すると、高杉は、
新しい世を作るためには
松陰先生や塾生たちの志を教え、伝え
久坂の子だけでなく、高杉の子、塾生たちの子らも
みな育てて欲しい・・・
新しい日本をつくれ、新しい日本人を・・・
それが天命だと、美和に語ります。

最後の頼みを美和に託した後、
高杉の容体が変わります。

「おもしろき こともなき世を おもしろく」
幕末の志士・高杉晋作
波乱万丈の人生をここに閉じました。
享年29歳でした。

高杉の死は、楫取素彦によって
山口の藩主・敬親に伝えられます。

 


 

野菜を食べた興丸

松蔭や松下村塾の塾生たちの眠る
お墓に参った後、美和は
奥御殿に戻りました。

すると、興丸が
さといもを抜いています。

毎日、畑の手伝いをしていたという
銀姫と潮の顔は真っ黒です。

そして、興丸は
自分で収穫したさといもを
見事に食べました。

賭けはお前の勝ちじゃ・・と
嬉しそうに言う銀姫は美和に言います。

その後、孟子を諳んじながら
興丸は、畑仕事をします。

その時に、京で戦いが始まりそうだと
鞠が美和に知らせに来ます。

そして、京に向かった元徳へ
持病の薬を届ける役目を、
美和が立候補しました。

美和は、薬を届けた後、
京で久坂の子の安否を確認すると言います。

銀姫は反対しますが、
都美姫が許してくれたので、
美和は、騒乱の中の京へ
一人で向かう事になりました。

 


 

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