孤高の高杉晋作

                                         

第35話「孤高の戦い」その2 からの続きです。

丙寅丸に芸州口での苦戦が伝えられます。
しかし、高杉晋作は叫びます。

「いよいよ勝機じゃ。
彦根と高田が逃げた知らせを
敵に触れ回るんじゃ。

幕府軍はてんでんバラバラ。ここが勝負場。
さらに奇襲をかけ、敵を混乱させる!

皆の者、長州男児の腕前を、
日本中に知らしめるんじゃ !」

高杉のカリスマ的な鼓舞に
一同の士気は上がります。

「残るは最後、大砦」
高杉は、呟きました。

 


 

高杉晋作、倒れる

開戦前から幕府軍は、九州小倉口に、
九州諸藩2万の兵を集結させていました。

「今日、これより門司、田の浦に奇襲をかける。!
先手必勝、我らが流れを作れ。
酒盛りはそれからじゃ」

と、高杉は兵たちに檄を飛ばしますが
吐血し、倒れてしまいます。

奥御殿では、高杉の病のことが
元徳から、銀姫と美和に告げられます。

 


 

孤高の高杉晋作

高杉が、幕府海軍主力艦・富士山丸
小舟で近づき、砲撃を加えたものの、
巨大な軍艦を破壊するに至らなかった話を、
潮より、美和は聞かされます。

「せわぁない」と美和は言って、
心配ごとから気を紛らわすため
畑を作ることにします。

日出、鞠、志乃たち奥女中も
協力して、百合之助の種を
植えてくれます。

 

 

雅へのお願い

そして、高杉の病状を知った美和は雅に、
奥での畑作りの話をし、雅も
不安を紛らわすために
萩に帰り、杉家で塾をやったり
組み紐づくりをして
高杉を待つことを提案します。

高杉への想いが冷めかけている話を
雅から聞いた美和は、
実は久坂にも女がいたことを
雅に打ち明けます。

そして、吉田松陰に、久坂玄瑞に託された
重い荷物を背負って、たった一人で
命を散らして戦っている高杉を信じて、
萩の家で帰りを待っていて欲しいと
美和は、雅に話スノでした。

 

 

長州軍の歴史的勝利

高杉は夜が明けるのを待って、
丙寅丸から、富士山丸への砲撃を開始します。

一方、誰も予想だにしなかったことが起きました。
大阪にて第14代将軍・徳川家茂が逝去したのです。

この衝撃的な知らせによって
幕府軍は完全に戦意喪失してしまいました。

奮闘していた小倉藩は、援軍を得られず
自ら城に火を放ち、退却します。

そして、幕長戦争は
長州軍の歴史的勝利に終わります。

「どうじゃぁ・・先生・・久坂・・
見たか・・俺はやったぞ・・」
そう呟く高杉を、前原一誠らは
心配そうに見つめています。

一方、山口城では、伊之助は
敬親から最高の労いの言葉をかけられます。

美和も、都美姫から
この奥も、より寛容に、
しなやかに変わらねばならないと
美和に教えられた気がすると言割れます。

そして、美和は、中臈(ちゅうろう)へ任じられ
家名断絶となっていた久坂家の再興が許されたと
都美姫より告げられ、美和は泣き崩れるのでした。

 


 

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