幕府軍との交渉

                                         

幕府軍との戦いが迫る中、
宿では、高杉晋作は吐血しますが
そこにいた伊藤利助には、
そのことを口止めをします。

一方、長州征討のため幕府軍
広島に陣を進めていました。
広島幕府軍本陣には
幕府軍総督・徳川茂承、
副総督・本荘宗秀、
幕府老中・小笠原長行、
陸軍奉行・竹中重固らが
集結していました。

その頃、下関長州軍駐屯所では
幕府軍が、芸州口、石州口、
周防国大島口、小倉口、萩口
の五方面から兵を進めていると
野村靖から説明されます。

山県狂介 前原一誠 伊藤らは
現状から、いましばらく時を稼ぎたい
と話しています。

 


 

伊之助の決心

山口城では、小田村伊之助が
毛利敬親・元徳に、自分が広島へ行って、
幕府軍に談判し
毛利家の罪状をすべて否定し、
時を稼ぐと提案します。

伊之助の身を心配する元徳に、
京には桂小五郎、
海軍総督の高杉がいると、
伊之助は言います。

さらに、伊之助は、
民・百姓が戦に参加する以上、
民に、この戦についての説明を
広く藩内に知らしめる必要を説きます。

「伊之助、そうせい」
と敬親は承諾しました。

それから、元徳が、奥御殿で
銀姫と美和に、伊之助が
時間稼ぎのため
幕府との交渉に
広島へ向かったことを知らせます。

幕府は、長州藩に十万石の減俸
藩主の敬親と元徳、興丸や家臣の出頭を
命じて来たのです。

受け入れれば和平でしたが
長州藩は、それを拒び
幕府との戦を決っしていたのです。

 


 

都美姫の覚悟

奥御殿では、都美姫が
自分の甲冑を準備し、
袴姿の侍女たちは薙刀を
用意していました。

都美姫が戦うつもりだと言うと、
銀姫、潮 園山 鞠 も
「私も」と、覚悟を示します。

けれども、美和は、興丸とともに
どこまでも逃げて、
この身を挺して興丸を守ると言います。

そして、美和は
山口城の見取り図を広げ、
敵が攻めてきた時の構えを説明します。

吉田松陰の教えからの知識でした。
それを聞いて、銀姫は
「はあ~」と感心してます。

さらに美和は、万が一の時の差配を
日出に頼みます。

「なぜ日出様に?」と鞠が尋ねると、
美和は答えます。

「おそらく一番、肝が座ったお方かと。
幕府軍相手に、ひるまず、騒がす、
一杯食わせるくらいの気骨を
お持ちでいらっしゃいます」

すると日出は
「お任せください。一杯どころか、
二杯三杯食わせてごらんに入れます」
と言いましたので、みんな笑い出します。

 

 

伊之助の交渉

その頃、伊之助は、広島の国泰寺にて
幕府軍の徳川茂承らに、
敬親や元徳、興丸らは流行り病にかかり、
家臣たちも行方不明や脱藩と
煙に巻いています。

そして、ついに伊之助は
怒った幕府軍に捕らえられてしまいます。

この知らせは、梅太郎から
萩の杉家の、滝 亀 寿に
伝えられます。

この長州の戦の大義の説明が書かれた
『長防臣民合議書』を滝は取り出し
覚悟を決め、戦への準備をすると言います。

そこへ雅が来て、
高杉を支えるために下関へ発つと
あいさつに来ます。

第35話「孤高の戦い」その2 へと続く。

 


 

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