薩長同盟へ

                                         

長州藩の大転換期がやって来ました。

高杉晋作の挙兵により、
幕府恭順派は一掃されます。

これによって長州藩は
幕府との対決に向けて、
大きく舵を切ることとなりました。

 


 

転換した長州藩

そんなある日の山口城の奥御殿では、
美和が、毛利元徳と銀姫の長男・興丸に、
「庠序(しょうじょ)学校を設け
為して、以って之を教う」
と『孟子』を子守唄の代わりに聞かせています。

奥女中たちも皆、『孟子』を諳んじながら
ご奉仕しています。

そんな折、都美姫が銀姫に
興丸に「小姓」を付けることを提案し
推挙するように申し付けます。

長州藩では、新たに家臣団で
干城隊を結成し
前原一誠が頭取となり
士気も高まっています。

一方、小田村伊之助は大宰府に
三条実美はじめとする5人の公卿衆に
尊王の義を貫き、長州藩が
幕府と戦う旨を説明します。

五卿の反応が、イマイチで
物足りなさを感じていた伊之助は
土佐藩の浪人、坂本龍馬と出会います。

 


 

元徳と銀姫と高杉の謁見

そんなある日、高杉晋作が
元徳と銀姫へ会うために
奥御殿へやって来ます。

名を改め「美和」となったと
高杉に何度も言う美和ですが、
「文」としか呼ばない高杉に
美和は、興丸を抱きながら
ふくれっ面です。

その様子を見た銀姫が
笑っているところへ
元徳がやって来ます。

元徳に謁見するや高杉は、
下関港を開港する大志を話します。

しかしながら、当面は、
幕府領にある開かれている港から
武器・弾薬は手に入れにくく
軍備が整わないことを
元徳は頭を痛めます。

そこで、高杉は
薩摩藩が、幕府を見限り
長州藩と手を結びたがっている話を
切り出します。

 

 

坂本龍馬と小田村伊之助

その頃、料亭の一室で
龍馬は伊之助に長州と薩摩との
同盟について話します。

伊之助は、禁門の変の一件以来、
長州藩士は薩摩を「薩賊」と呼んで
恨んでると言います。

すると、龍馬は言いました。

昔会うた時、久坂さんは言いよった。

幕府も公家も大名も、省みるに値せん。
草莽の志士らが国を変える。
『草莽崛起』じゃと。

それを聞いて、胸が熱うなって、
わしは脱藩。

浪士となって色んな所を回り、
色んな人と会うて、
一つ気づいたことがあるちゃ。

同じじゃき。
志ある者は皆同じ。

この国を良うしたい。それだけちゃ。

ほんなら、なんちゃあない。

みんな一つになって、
日本を今一度、洗濯してみんかい・・

薩摩を許せない美和

元徳に薩摩との同盟の話を続ける高杉。

その話を横で聞いている美和は不服そうです。

元徳に促され美和は思っていることを言います。

「高杉さんは平気なんですね。

あの時、京で、
みんな逝ってしまったというのに・・

もうきれいさっぱり忘れて
次の一手でございますか。
さすが長州一の英雄」

それを聞いた高杉は
「皮肉が上手うなったのぅ」
と言います。

吉田松陰先生は、我らに『志』を教え
久坂玄瑞は『攘夷』を決行、
高杉晋作は『倒幕・開国』という役目の
運命であったことを
高杉は感じると言うと
美和は、ふてくされています。

「毛利家のお世継ぎ守り役、
しっかりとお務めを果たせ・・美和」
高杉は、そう言って美和に頭を下げ
元徳の元から退出しました。

第34話「薩長同盟!」その2 へと続く。

 


 

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