銀姫の出産

                                         

第33話「花となるために」その1 からの続きです。

銀姫が出産します。
園山が「銀姫様、無事男子(おのこ)ご出産。
お世継ぎ様のご誕生にございます」
と報告すると、都美姫は
「でかした !!」と大喜びです。

居室では、銀姫が赤ちゃんを抱き、
美和、潮、毛利元徳が嬉しそうです。

毛利家に生まれた待望の男子は
興丸(おきまる)」と命名されました。

そんな中、通用門に亀が
美和に会いに来て、父・百合之助の
身体の具合が悪いことを知らせます。

しかし、美和は、まだ奥から
外出できる立場ではありませんでした。

 


 

守り役

銀姫が、興丸を行水させていますが、
美和は、ボンヤリ考えています。

そこへ都美姫が来て
興丸の世話は、守り役に任せよ
と注意します。

すると銀姫が言います。

「承知いたしました。
それでは守り役とともに、
この子を育てて参りとう存じます。
守り役の美和とともに」

キョトンとしている美和でした。

その後、志乃、森木らが、
守り役に美和が声が掛かったと
噂していると、日出から注意されます。

 


 

銀姫の想い

一方、その美和は、銀姫に
守り役は無理だと
考え直して頂くようお願いしています。

すると、銀姫は
守り役について語ります。

「私は、気まぐれで言ったのではない。
こたびの戦で思ったのじゃ。
これからの城の政は変わる。

ならば、興丸を育てる守り役もまた
古いしきたりにとらわれぬことなく、
闊達に、自在に、臆せず
物事を向きあおうとする者に託したいと。

守り役となれば
己の暮らしを省みる暇など、
なくなるやもしれぬ。

それでも力を貸してくれぬか。
興丸と、私と、これからの皆のために」

すると美和は

「かしこまりました。
私でお役に立てるのでしたら」

と、お役を引き受けることにします。

 

 

新しい藩是

一方、その頃、獄にあった者たちも
次々に釈放されていました。

そんな中、小田村伊之助は、
高須久子、福川犀之助に挨拶し、
野山獄を出て行きました。

鞠から伊之助の出獄を知らされ、
美和も、ホッとしました。

それから、萩城の大広間で
藩主・毛利敬親は
「幕府に対し恭順を示しつつも、
ひと度事あらば武力をもって
決然と抗うことも辞さず。
これを藩是といたす」
と、家臣に言い渡します。

太宰府の五卿よりお墨付きを頂くことを前原一誠が
山口への城移りを伊之助が
それぞれ提案します。

「そうせい」
と、敬親は承認します。

 

 

山口への城移りの準備

奥では、山口への城移りの
引っ越しの準備をしています。

通用門に亀が来たと日出が伝えますが
美和は会えないと伝えるよう頼みます。

美和の父の具合が悪いことを
前回の亀の訪問で知っていた
日出は、潮に
美和がお宿下がりを望んでいると言い
守り役も務められかどうか・・と
と、話します。

一方、椋梨家では、寿が
椋梨が津和野で捕らえられたと、
美鶴に伝えます。

どこへも行かず、
生きてこの世を見届ける
と、美鶴は寿に言います。

そして寿は、美鶴に別れを告げます。

第33話「花となるために」その3 へと続く。

 


 

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