美和、座敷牢に入れられる

                                         

第31話「命がけの伝言」その1 からの続きです。

そんなある日、政務役一同協議の結果、
銀姫の出産に関するお祝いを自粛するよう
言われた都美姫は怒り、
椋梨藤太を呼ぶよう言い付けます。

 


 

日出の罠

そんな折、日出は美和に、
明日、椋梨がお目見えすると
教えてくれます。

日出は、自分も兄を亡くし後悔している。
兄上のためにもねずみを退治して下さい・・
と、ねずみを殺す薬を渡します。

けれども、これは日出の罠でした。

翌日、椋梨がやって来ると、
日出は椋梨に、
毒薬のことをチクリます。

 


 

椋梨への懇願

それからして、奥の座敷で、都美姫が
お祝いの自粛を考え直すように
椋梨に諭します。

その時、美和が酒を持って行くと、
「そなたは確か久坂殿の。
久方ぶりですな」
と、椋梨は言います。

「そなたも、どうじゃ」
と、口にしていない盃を
椋梨は美和に差し出します。

園山や都美姫にもすすめられ、
美和は一気飲みしました。

美和は、毒は入れてなかったのです。

「まぁ、何です ! まるでお毒味のような」
と銀姫が不快そうに言いますと、

「お願いがございます。
小田村様をお助けください」
と、椋梨に必死に頼み込む美和でした。

 

 

座敷牢

都美姫も園山も止めますが
美和は懇願し続けたため
座敷牢へ入れられます。

座敷牢の前で、日出は、
兄はいないので気持ちはわからない・・と
意地悪そうに笑って去ります。

やがて、潮とともに銀姫が
座敷牢まで来ます。

銀姫は座敷牢に入り、
美和にビンタをして言います。
「申したはずじゃ、この子を頼むと。
なのに私事で動くとは恥を知れ」

そして銀姫は言います。
「早う行け。今ならまだ間に合う。
小田村殿に会うてまいれ」

そんな銀姫に、伊之助が初恋の人だと
美和は明かします。

 

 

野山獄で会う

そうして、美和は野山獄で、
小田村伊之助と会うことができます。

そして、寿からの伊之助への手紙を
美和は、伊之助に渡します。

己の不甲斐なさを嘆く伊之助に
美和は言います。

「小田村伊之助様、
あなたは至誠そのものです」

伊之助と美和は、
壁に刻まれた松陰の「至誠」の文字を見ます。

伊之助がいなければ
この国はどうなってしまうのかと美和が嘆くと、
高杉晋作がいる・・伊之助は答えます。

「美和、見届けてくれ。
この国が変わり、
皆に、また笑顔が戻る日を・・
見届けてやってくれ。

そして誰も恨むな !
来世、ともに生きる皆を
愛してやってくれ。
幸せになってくれ」

と、伊之助は言いました。

 

 

高杉晋作の挙兵

そして、伊之助の処刑の日がやってきます。

萩城では、伊之助の即刻の処分を
椋梨は迫りますが、
毛利敬親は迷います。

そこへ、毛利元徳が
慌ててやって来ます。

高杉晋作が下関で挙兵し
諸隊を率いて、
役所に攻め入ったとのことでした。

萩城下は、たいへんな騒ぎになりました。

すべては、一人の男に託されたのです。

 


 

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