高杉晋作、危機を脱する

                                         

第30話「お世継ぎ騒動」その2 からの続きです。

高杉晋作が小田村伊之助と話を終え、
野山獄の外へ出ると、そこには
高杉の父・小忠太が待っていました。

「そちらの道には追っ手がおる。
こちらを行け」

と、小忠太は高杉に忠告してくれます。

高杉が、そんな父を誇りに思うと告げると
「お前とは縁を切る。どこへでも行け」
と、小忠太は言います。

高杉は、父に深く頭を下げ、去りました。

 


 

毛利元徳と銀姫

その頃、奥では、銀姫が美和に、
雅から高杉の無事を知らせる手紙が届いた
ことを教えてくれます。

その夜、毛利元徳が来た合図の鈴が鳴ると、
寝所から銀姫は駆け出して、
元徳を迎えに行きます。

驚いている元徳に
「早うお話がしたくて」
と銀姫が言うと、
「姫らしい。まことに姫らしい」
と元就は笑い、二人は笑顔になります。

 


 

高杉晋作と品川弥二郎

その頃、萩を脱した高杉は、
さらに西に下ろうとしていました。

そこへ品川弥二郎が現れ、
高杉に何度も斬りかかります。

「お前にゃ斬れん。わしもお前を斬れん。
わしらが斬り合わんにゃならん
長州は間違うとる」

そう言って高杉は品川を突き飛ばします。

「俺は、久坂も稔麿も入江も寺島も・・
誰のことも忘れたりはせん。
必ず戻る。それまで生きちょけ」

高杉は、そう言って去りました。

 

 

銀姫の懐妊

高杉を捕らえられなかった椋梨藤太は
で、何者かが邪魔をした・・
と、都美姫に言います。

椋梨から言われた都美姫は
美和を責めます。

美和はしらを切りますが
より下がるように
都美姫は美和に命じます。

そこへ銀姫が侍女・潮とともに
やって来ます。

「勝手に暇を出されては困ります。
美和は私の女中でございます。
御前様、子が、できました」

と、銀姫は都美姫に報告し
お腹の子供に差し障りのないためにも
美和を傍に置きたいとお願いします。

世継ぎが生まれるとわかり
都美姫の表情は変わり
美和はに引き続き
残れるようになります。

 

 

銀姫と美和

廊下で銀姫は美和に言います。

「礼を言うのはおそらく私の方じゃ。
そなたどのような思いも貫けば
外を動かすと誠に思うか?」

美和が
「奥とはそのような場所かと」
と銀姫の問いに答えると、

「相変わらずふてぶてしいおなごじゃ。
私はこれから戦わねばならぬ。
この子の母として」
と、銀姫は言いました。

美和も銀姫の力になりたいと言います。

 


 

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