幕府に徹底謝罪し恭順する道を選んだ長州

                                         

元治元(1864)年、
椋梨藤太が政権に復帰し、
長州は幕府に徹底謝罪し恭順する道を選び
長州藩の実権を握った椋梨らにより
粛清が始まります。

小田村伊之助の兄・松嶋剛蔵が野山獄に送られ
高杉晋作、桂小五郎を
捕らえるよう椋梨は部下に命じます。

 


 

奥のお萩作り

その頃、奥では
お家の安泰を願う儀式の
お萩作りが行われのですが、
お萩を作るのが嫌な銀姫は、
美和に八つ当たりし
「お前が作れ」と言い出します。

お萩作りは、お世継ぎ誕生を願う
奥の年中行事なので、
都美姫がこの儀式を仕切ってましたが、
そのようなわけで、銀姫は、
仮病を使って参加しませんでした。

 


 

毛利元徳と銀姫

そうして、毛利元徳はお萩を食べると
「これは姫のお萩ではない。
これを作ったのは誰じゃ?」
と言うので、
「誰じゃ!」
と、奥御殿・総取締役の園山が怒ります。

「申し訳ありません」
と、美和が謝ると、

「美味い!このような美味いお萩を
食べたのは初めてじゃ !!」
と、元徳が嬉しそうに言うので
周りはキョトンとします。

そして元徳は、具合の悪いという銀姫の
見舞いに行こうとしますが、
美和と潮が止めると、元就は
銀姫の仮病に気付いています。

「お萩、美味であったぞ。
じゃが私は、まずいお萩も好きなんじゃ。
いたわってやってくれ」

と、美和にそう言い
帰って行く元徳でした。

 

 

椋梨と伊之助

そんな中、高杉を必死に探す椋梨らは
広間にて、高杉の居場所を
小田村伊之助に詰問します。

「存じませぬ。
どこまで幕府の機嫌を取れば
気が済むのか?」

伊之助は、そう答え続けます。

「獄に投じられた者はみな
長州のために働いた者らにございます」

怒って去っていった伊之助から
目を離すな・・と椋梨は部下に命じます。

そして、10月27日の吉田松陰の命日に、
高杉が戻ってくるのを
椋梨らは待ち構えることにします。

 

 

高杉を心配する美和

奥では、鞠が美和に、
椋梨らがやっきになって
高杉を探していて
伊之助が取り調べを受けたことを
教えてくれます。

そこで美和は文を書いて
高杉の妻・雅に
高杉の身の危険を知らせようとしますが、
日出が許してくれません。

そして、椋梨の妻・美鶴が現れ
高杉に関わる者は
10月27日まで見張られると
教えてくれます。

 

 

銀姫の孤独と虚しさ

美和は、高杉の命が
椋梨に狙われていることを銀姫に打ち明け
助力を嘆願します。

そんな美和に銀姫は
寂しそうに言います。

「私はお前が嫌いじゃ。
懸命になれば、
思いは必ず通じると信じておる。

奥とはそのような場所ではない。
ここはただお家のため、
1人でも多くの子をもうけ、育てる。
そういう場所じゃ。

諦めよ。子のない私は、
ここでは人ではない。
この中にいる限り、
我らには誰1人救うことはできぬ」

銀姫は、孤独と虚しさを
感じていたようでした。

第30話「お世継ぎ騒動」その2 へと続く。

 


 

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