文、奥御殿へ 四カ国との講和と奇兵隊

                                         

攘夷を掲げ、幕府と対立した長州藩は
京での戦いに敗れました。

朝廷はすぐさま長州征討を掲げる勅を
幕府に下します。

同じ頃、長州藩による異国船への
砲撃に対する報復として、
イギリスなどの連合艦隊が
下関への攻撃を開始しました。

そして文は、
毛利家の奥御殿に上がることとなります。

 


 

奥御殿

200名近くの女性たちが
毛利家を内から支えている奥御殿
素性を隠して入った文は、
一番下の見習いから始めます。

そんな中、奥の頂点に立つ「御前様」と呼ばれる
藩主・毛利敬親の正室である都美姫と、
世継ぎ・元徳の正室の銀姫がやってきて
奥女中たちが一同に集められます。

都美姫は、奥女中たちに
異国船に砲撃されていた下関が
異国の手に落ちたことを伝えます。

異国の圧倒的な軍事力の前に、
長州藩は為す術なく
下関の砲台はことごとく破壊され
占拠されてしまったのでした。

この話を聞いて動揺する奥女中たちを
都美姫は一喝し、心入れをします。

 


 

奥の見習い

そして、いつも通りに
奥女中の生活が始まり
見習いの文は水汲みをします。

水を汲んだ桶を文が運んでいると
薙刀の稽古に向かって走っている
女性の集団に当たり、
桶をひっくり返してしまいます。

あわてて水を拭き取っていると
そこへ銀姫が現れ、
異人に薙刀で立ち向かうことに呆れ
奥の守りについて、
その場にいた文に尋ねます。

文は、女性でも使える短筒の
鉄砲の話をすると
銀姫は、嬉しそうに立ち去って行きます。

その時、文は、
奥御殿総取締役・園山から呼ばれます。

 

 

表の政の場

その頃、表の政の場では
周布政之助が、藩主・毛利敬親に、
異国との停戦の講和を提案していました。

そして奇兵隊を抑えるため
高杉晋作は野山獄から出されて、
下関に送っていることを報告し、
引き続き、講和の交渉役として
高杉を使う許可を、敬親からもらいます。

敬親は、毛利家の名に恥じぬよう
交渉役には装束を整えさせ
最上の格を与えるよう
周布に申し付けます。

 

 

奇兵隊の怒り

一方、高杉と伊藤利助が
四カ国艦隊との講和に赴くという話は、
奇兵隊にも波紋を呼び起こしていました。

野村靖や品川弥二郎をはじめとする
奇兵隊の隊員たちは、
これを裏切り行為と捉え、
攘夷を貫かねば、
死んでいった者の無念は晴らせないと
思っていたのでした。

その頃、高杉は
伊藤と井上聞多と話しています。

高杉には秘策があり
この講和を好機と捉えているようでした。

 

 

文のはじめてのお使い

園山からの用件は
講和の交渉に臨む高杉晋作に
儀礼用の装束を届ける役目のことでした。

この講和に納得しない者たちが
下関に満ちている状況でしたので
男では危ないため
文が選ばれたのでした。

高杉の父・小忠太に頭を下げられ
文はお役目を受ける決心をします。

そして、このお役目を無事に果たした暁には、
見習いから正式な奥勤めを認めてもらうことを
文は園山にお願いして、山口を発ちます。

鞠という女性が文のお伴につきますが
鞠に監視されていることに
文は気づいていました。

第28話「泣かない女」その2 へと続く。

 


 

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