禁門の変 ( 蛤御門の変 )

                                         

元治元年6月、長州勢は
京での失地回復のため
兵を率いて京に向かいました。

久坂玄瑞らが公家・鷹司輔熙を通して
天皇への嘆願を働きかける中
事態は急転します。

あくまで戦を避け
話し合いでの解決を目指した
久坂の思いは届かず
長州勢はとうとう御所への
進撃を決めてしまいます。

 


 

禁門の変

諸藩の軍勢が御所を取り囲む中
来島又兵衛の軍が蛤御門(はまぐりごもん)
に到着します。

来島の軍は、門を守る会津勢を打ち破り
最初に御所に入りますが
西郷吉之助が率いる薩摩軍が待ち構え
来島は銃弾を受け討ち死にします。

一方、久坂玄瑞たちは
堺町御門にたどり着きます。

久坂は、生きて鷹司邸に入って
天皇への嘆願をお願いしようとしていました。

そして、戦闘に入り
寺島忠三郎と久坂は銃弾に倒れます。

薩摩勢に来島を討ち取られた長州は
御所の大軍の前に勢いを失いました。

 


 

鷹司への懇願

久坂隊は負傷者を出しながらも
目指す鷹司邸に辿り着きます。

そして、久坂は鷹司に会い
天皇への嘆願を必死で頼みます。

そんな久坂に鷹司は言います。
「ならん !! なにゆえ御所を
戦場にしたのじゃ!?」

必死で鷹司にすがる久坂を
鷹司は蹴飛ばして続けます。

「そなたらは天子さんに刃を向けたのじゃぞ。
もはや御所に、
そなたらの声を聞くものなどおらんわ!」

そう言うと鷹司は立ち去ってしまいました。

 

 

久坂の覚悟

鷹司に突き放され、
久坂たちは放心状態です。

砲弾が飛び交い屋敷は敵兵に囲まれ
久坂は絶体絶命の中、
久坂は口を開きました。

「すべて俺が負うべき責め。
お殿様におわびを・・。
長州の、萩の皆にも。」

久坂は、腹を切る覚悟を決めたのです。

久坂を止める入江九一に
高杉晋作を支えるように久坂は頼みます。

寺島は、久坂とともに
死ぬことを選びます。

そして、久坂と寺島は
髪を切り、遺髪を
入江と品川弥二郎に託します。

しかし、屋敷の門を出る時に
入江は、品川をかばい、
品川を逃がすために
討ち死にしてしまいます。

 

 

久坂の最期

燃え盛る炎の中で「無念・・」と
久坂を見つめて寺島が呟きます。

久坂は、懐から「留魂録」を取り出し
吉田松陰に問いかけます。

そして文との思い出のお守りを
握りしめます。

今までの回想をしてから
久坂が寺島に言います。

「無念・・・じゃない。
しくじってばっかりの人生じゃったが・・
四季はあった。きっと、おまえにも・・
悲しむことはない。
あとはみんなが志をつないでくれる。」

寺島に顔に笑みが浮かびます。

そして久坂は叫びます。
「お文、約束を守れんですまん。
じゃがな、俺は生きたぞ !
お文、おまえも生きろ!!」

そうして、燃え落ちる鷹司邸にて
二人は絶命するのでした。

久坂玄瑞享年25。
久坂らの天皇への嘆願は
最悪の形で終わりました。

第27話「妻のたたかい」その2 へと続く。

 


 

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