報復の四国連合艦隊

                                         

第26話「夫の約束」その1 からの続きです。

小田村伊之助から
久坂玄瑞に宛てた手紙の内容は
下関での攘夷実行への報復を決めた
イギリス、フランス、アメリカ、オランダの
四国連合艦隊20隻が
長州に向かっているという知らせでした。

朝廷の後ろ盾がないまま戦になれば
長州藩に味方をするものはないため
このことを知った長州藩の重役たちは狼狽えます。

血気盛んな来島又兵衛は、
一刻も早く参内して冤罪を晴らすため
御所に兵を進めようと・・・と、叫びます。

長州藩の予断を許さない状況を鑑みて、
朝廷からの入京の許しはないものの、
長州藩主の後継・毛利元徳
上洛させる決断を久坂はします。
それが、元徳の上洛の理由だったのです。

 


 

夫を信じる文

椋梨美鶴は、長州藩を
絶体絶命の窮地に追いやり、
藩主の後継、元徳の命まで危険にさらすとは
何たる愚行と非難します。

その上、美鶴は文に、
養子にもらった久米次郎は
久坂家の跡取りとなれば
一生汚名に苦しむ事になるので
久米次郎を寿に返すように言います。

言うだけ言って立ち去ろうとする美鶴に向かい
きっぱりと文は言いました。
「久坂の名を継ぐことは
決して汚名などではありません。
どねな窮地に立とうと、
あの人は心はいつだって
まっすぐに国を思うとります。
私は夫・久坂玄瑞を信じております」

杉家に帰ると、文の美鶴との経緯を
家族は心配していましたが、
文は、美鶴に断られたため
その帰りに、自分で空家を借りた
とのことでした。

 


 

新しい久坂の家

その後、文は、父・百合之介と母・滝に
3人きりになった時、明日家を出るからと
今まで世話になったお礼を言います。

そうして、新しい久坂の家に
文と久米次郎は入ります。

茶碗は直したから心配要らないと
文は、久米次郎に言い
久坂のことについて
久米次郎に話しています。

不安な文は、久米次郎を抱きしめ
必ず父は帰る・・と久米次郎に言い
自分の心にも言い聞かせるのでした。

 

 

四面楚歌の長州

7月14日、毛利元徳は大軍を率いて
長州から京へ旅立ちました。

そんな中、薩摩藩の西郷吉之助の手配で、
薩摩が兵を京に上らせます。

集まった諸藩の兵は20000で
長州藩の率いる兵の10倍の数となりました。

その上、将軍後見職の一橋慶喜より
長州藩に書状が届き、
兵を退去させなければ、征討令を発し
長州を討つという内容でした。

 

 

石清水八幡宮の軍議

そんな四面楚歌の状況下の7月17日、
長州兵の進退を決する最後の軍議が
石清水八幡宮にて開かれます。

御所に兵を進軍させるという来島と、
それでは朝敵となってしまうため
いったん大坂に退去して、
元徳と三条実美たちの到着を待って、
話し合いで解決をするという久坂と
激しく意見が対立します。

けれども、来島の案に押し切られ
長州軍は御所への進撃が決まってしまいます。

久坂は文との約束を思い出すのですが、
その未練を断ち切り、
鷹司輔煕の元に生きて嘆願のため辿り着くよう
檄を飛ばします。

 

 

進撃の長州藩

7月18日夜半
長州軍は京に行軍を開始します。

伏見に陣取った福原らの軍勢
嵯峨に陣取った来島らの軍勢
山崎に陣取った久坂らの軍勢が
時間差をつけ三方から
御所を目指すという作戦でした。

会津藩の守る御所・蛤御門に最初に着いたのは
来島らの軍勢でした。

来島の号令により発砲、禁門の変が勃発します。

 


 

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