長州藩の復権をかけて

                                         

元治元年(1864)6月、久坂玄瑞は
政変で京を追われた長州藩の復権をかけ、
1500名ほどの兵を率いて、
京に向かいました。

出発の直前に、京にて新選組・会津藩士らに
吉田稔麿ら長州藩士が殺害されるという
池田屋事件が勃発、来島又兵衛らは
その仇討ちに熱くなっています。

あくまで戦を避けようとする久坂と
好戦的な来島との間は溝が深くなっていました。

 


 

野山獄にて

一方、野山獄で高杉晋作が高須久子が
吉田松陰の話をしているところに
酔って抜刀した周布政之助が
高杉に面会に来ます。

周布は見込んでいた
久坂の出兵と高杉の投獄を嘆きますが
久坂が出兵の時期を判断したなら、
間違いないと、高杉は周布に言います。

そして、高杉は、周布より
吉田稔麿の死を知らされます。

 


 

稔麿の家族

その頃、萩に戻った文と
入江九一の妹・すみは、
稔麿の妹のふさと母親のイクに
稔麿の死を伝えます。

みんなのため、長州のために
尽くした兄は立派だった・・と
ふさは言って、母とともに泣きました。

そして文が家に戻ると
久坂の進軍について家族が心配しています。

文は、久坂は戦にはしないで
必ず務めを果たして帰ってくると
家族に言い切りましたが
その後、松陰の肖像画の前で
久坂の無事を一人祈るのでした。

 

 

久坂玄瑞の働き

そんな中、久坂たちは
京の郊外の天王山中腹の宝積寺
陣取っていました。

久坂は、三田尻で待機している長州藩主の後継、
毛利元徳の入京を認めてもらい
天子様への嘆願を取り次いでもらえるよう
動こうとします。

来島は不満ですが、
その後、元関白の鷹司輔煕から
会って話を聞いてもよいとの返事が来たことを
桂小五郎が久坂に知らせます。

そこへ、寺島忠三郎が来て
鳥取・二本松の6藩の連名で
長州を支援する書状を朝廷に送ってくれた
報告も届きます。

そして、朝廷では鷹司より
長州を許すことについて話がされますが
薩摩派の近衛忠煕は異論を唱え
その場に同席していた
西郷吉之助に意見を求めますが
薩摩に兵を戻してしまったと言います。

 

 

久坂と辰路

その頃、久坂の元へ芸姑の幾松が訪ねてきて
辰路の話をします。

話を聞いた久坂は辰路の元へ行きます。

身籠ったため芸妓を辞めさせられた辰路は
置屋で下働きをしていました。

惚れた男の子がお腹にいるだけで、
生きなくてはいけない・・
と感じていたのです。

「俺に何ができる ?」という久坂に対して

「久坂さん、生きなあかんで・・
どないなことがあっても・・」
と辰路は他には何も望まないと
久坂にと言います。

お金を渡す以外、何もできない久坂は
無言で、辰路の元から去りました。

そんなことは知らない文は
萩で、久坂家の新居への
引っ越しの準備をしています。

そして、欠けている久坂の茶碗に気付きます。

 

 

元徳上洛

なかなか許可が下りないことに苛立つ来島は
久坂の元に文句を言いに来ます。

入江、寺島より、順調に事が進んでいることを
来島に伝えます。

そこへ品川弥二郎が
長崎の小田村伊之助からの書状を持って来ます。

それから、しばらくして萩では
元徳が三田尻から京に向けて出立した旨を
杉家に知らされ、文は安堵します。

安心した文は、調子に乗って
久坂家を構える空家の家主を
紹介してもらうため
椋梨美鶴の元を訪ねます。

けれども、そこで文は、美鶴に叱責され
元徳上洛の理由を知らされます。

第26話「夫の約束」その2 へと続く。

 


 

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