進発派 と 割拠派

                                         

久坂のもとを飛び出し
文は一人で歩いていると
前原一誠から声を掛けられます。

三田尻に落ち延びた七卿のご用係を
奇兵隊が命じられたものの
女中たちは、慣れない七卿の食事の支度で大童、
奇兵隊士は、警護や接待に手一杯。

そのため、自分たちの飯炊きができないので
文にお願いしたいと、前原は懇願します。

隊士の世話係には、萩から
入江すみ(九一の妹)も吉田ふさ(稔麿の妹)も加わります。

文は、前原から三条実美の好物の
京菓子「八橋」のレシピをもらいます。

 


 

2つに割れた長州藩

その頃、朝廷からの追放を受けた長州藩は、
今後、どう動くべきか・・・
意見が真っ二つに分かれました。

処分撤回を求め上京しようとする
来島又兵衛らの「進発派」と

長州藩で実力を蓄え
時を待とうとする
周布政之助や小田村伊之助らの
割拠派」とでした。

進発派」と「割拠派」は激しく議論します。

 


 

養子の話

そんな中、久坂玄瑞は、
伊之助に次男の久米次郎を
久坂家の跡取りに頂きたいと申し出ます。

まだ久坂夫婦は若いので
跡継ぎは文とつくればいいではないかと
と言う伊之助に

「私は京へ戻ります。
桂さんと潜伏し、
情勢を探り、一刻も早う
長州藩の復権への道を見つけます」
と久坂は言います。

そんな久坂の突然の申し出に
父としての務めを果たすという
条件付きで、伊之助は承諾します。

 

 

久坂の出立

プリント久坂は、その後、旅支度をして
文のいる三田尻に行きます。

奇兵隊隊士のため
忙しそうに飯炊きをしている文に
浮気の後ろめたさから声は掛けられない久坂は
「達者でな・・・文」
と呟いて、京に出立します。

久坂の京出立の話は、その後
吉田稔麿から聞かされ、文は驚きます。

ろくに話も喧嘩もしてないのに
行ってしまった久坂の勝手さに
文は悲しみます。

その後、文は伊之助に
「世の旦那さまいうは、
皆そねなもんなんですかねぇ~」
と久坂は勝手だ・・と愚痴ります。

京では長州藩士の上洛禁止令が出ていて
見つかったら命に係るため
文の顔を見たら覚悟が鈍ると思ったんだろう
と、久坂をフォローする伊之助でした。

その晩、文は、もう一度、
久坂からの養子の件の手紙を
読み返すのでした。

 

 

ストレスの溜まる高杉晋作

Print「会議ではだいぶ大人しゅうしおったのう」
周布が高杉晋作に言います。

「お前の意見は ?」
と尋ねる周布に高杉は言います。

「進発 ! 兵を挙げ京に上り、薩摩・会津を討つ !!」

周布が勝算を尋ねると、
高杉は答えることができません。

高杉の性分を心得ている伊之助は
「進発派」の来島又兵衛と
志を分かち合えるかどうか・・
確かめることを高杉に勧めます。

この頃、長州藩では奇兵隊のみならず
「諸隊」と呼ばれる義勇隊が
次々に結成されていました。

そのうち、最も強く
京へ兵を挙げることを主張したのが
来島又兵衛が率いる「遊撃隊」でした。

京の情勢もわからずに熱くなっている
来島又兵衛と高杉は話をするも
横柄で短絡的な来島に、高杉は
腸(はらわた)が煮えくり返ります。

そんな高杉に、吉田稔麿が
京に行くことを誘います。

第24話「母になるために」その2 へと続く

 


 

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