八月十八日の政変 と 七卿落ち

                                         

第23話「夫の告白」その1 からの続きです。

ようやく孝明天皇から
大和行幸の勅が下されたことを
中河原御茶屋(藩庁)で
久坂の働きかけが認められ
小田村伊之助が藩主・毛利敬親に報告します。

下関では、高杉晋作により
砲台の警備・兵の調練が行われ
吉田松陰の遺した
松下村塾の双璧が力を発揮している旨を
周布政之助が付け加えます。

「大和行幸に我が藩士をお供させましょう」
と伊之助は提案すると、敬親は「そうせい」と了解しました。

 


 

束の間の喜び

asake一方、京の茶屋で品川弥二郎が
久坂に言います。

「さすが久坂さん ! やりましたな !!」

宴会が開かれ、久坂が皆と満足そうに
酒を酌み交わしています。

風をあたりに廊下に出ると
辰路が久坂の懐にある文からの手紙を
奪い取って読みます。

文がどんな人かと聞く辰路に
久坂は、文の説明をします。

「きっと幸せなお人なんやろうね・・
お文さん・・」

久坂の話を聞いた辰路は言いました。

 


 

八月十八日の政変

文と敏三郎は、下関に到着します。

入江九一、吉田稔麿、赤禰武人、玉木彦介らが
笑顔で迎えてくれます。

そこへ高杉が
「みなっ!! 今すぐ支度せい!戦じゃ!」
と叫びながら入ってきました。

「京で一大事が起きよった。
久坂を助けんにゃならん」
と緊迫した表情で言います。
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京で、久坂らが
大和行幸のため御所へ訪れると、

「天子様の大和行幸は延期。
三条実美ら七卿は参内を禁ず。
長州藩は境町御門の警固を免ずる」

と、薩摩藩士から天子様からの
ご沙汰だと読み上げられ
銃を向けられたのでした。

いわゆる八月十八日の政変です。

密かに朝廷の意を受けた薩摩・会津藩は、
長州藩と三条実美ら攘夷派の公家衆を
政治の舞台から追放したのでした。

「これで久坂の掲げた
日本国一丸となっての攘夷は泡と消えた」

「奇兵隊の出番じゃ!今すぐ兵を率いて、
京に上り、薩摩・会津を討つ !
朝廷の誤解を解く」

と、高杉が叫ぶと、
そこへ伊之助が来て止めます。

薩摩・会津が御所を警護している限り
薩摩・会津朝廷に対して討ち入れば
天子様に銃を向けることになるからです。

三条公らの公家衆を
長州藩で引き受け、後ろ盾とし
再起を図る・・と伊之助は言います。

「高杉晋作、奇兵隊総督を免じ、
政務座役専任とする」

と、高杉は伊之助から言われます。

この危機に藩の政に高杉を加えよとの
敬親からの御達しでした。

「面白い。
ならば俺が藩を動かしてやる。」

奇兵隊は塾生たちに任せ
高杉はお役を受けます。

その後、久坂のやることが
上手く行かないことを心配する文を
伊之助は励まします。

そして、文は敏三郎を下関に置いて
萩に戻ります。

 

 

七卿落ち

桂小五郎と久坂は、三条実美ら七卿
長州行きの説明をします。kuge

七卿がグジグジ言っていると
桂と久坂の間から来島又兵衛が
「長州までお供いたします」
と、KYぶりを発揮しながら出て来ます。

七卿から、長州への愚痴を聞かされ
久坂は悔しそうです。

一方、萩の杉家では
下関から戻ってきた文から
敏三郎の手紙を渡され、
滝は嬉しそうです。

久坂のことを聞いていた滝は
文に、久坂に手紙を書くよう勧めますが
一人で自分を責めているであろう
久坂の気持ちを考えると
どんな言葉をかけたらいいかわからない、
傍におりたい・・と、文は言います。

第23話「夫の告白」その3 へと続く。

 


 

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