組みひも作りとお金 女たちの一燈銭

                                         

第19話「女たち、手を組む」その1 からの続きです。

文は吉田稔麿の家を訪ねます。

稔麿がどこへ行ったのかも
いつ帰って来るかのか何もわからず
おまけに母も寝込んでしまい
傘張りだけの仕事だけでは
稔麿の残した蓄えが尽きたら先はどうなるか・・・
と、稔麿の妹・ふさから生活の状況を聞かされます。

 


 

組みひも作り

kyabaそんなふさを文は杉家に連れて行き
生活のために
組みひも」の作り方を教えます。

そこへ雅がやって来ます。

「お文さんから何度もお誘いを頂いて
ええかげん困るから
一度訪ねておやりなさい・・と、旦那様が・・・」

どうやら高杉晋作が雅に嘘をついて
雅を杉家に行かせたようです。

雅は「組みひも」を応用まで入れ
器用に作りあげました。

雅は、相変わらず
高慢で高飛車な態度を取り
ふさや亀をイライラさせます。

何もかも恵まれていて
上手くいき過ぎ退屈だった・・
と、かつての高杉晋作と同じようなことを
雅は言っています。

そんな雅を、高杉だけが
ワクワクさせてくれるのだそうです。
(ごちそうさま・・汗)

そんな中、梅太郎が雅に
高杉が異国に行くことを話してしまいます。

これを聞いた雅は驚き、
松下村塾にいた高杉の元に行きます。

「わたしも上海に連れてってくださいませ!」
と、雅は塾生の前で高杉に言います。

藩命のため、それは叶わないことは
わかっている雅でしたが、
異国で新しい世界を見て
自分ばかり面白いことに触れられる
高杉が羨ましいのでした。

一風変わった女性なのですが、
高杉は雅のそんなところを好いていたのです。

 


 

女たちの一燈銭

WS000090 (2)亀太郎は、久坂と前原に挨拶に来て
コツコツと貯めていたお金を久坂に渡します。

長州を変えるために
刺し違えても長井雅楽を打つ
という久坂の覚悟に
亀太郎は衝撃を受けます。

その後、久坂は、杉家で
京へ行くので一燈銭の他にも
お金が必要だと訴えます。

藩からは少しのお金しか出なく
足代程度にしかならないのでした。

塾生たちが出したお金は
「なけなしの金」であることと
家族が食べていくのにお金がかかると
文は久坂に反発します。

その後、百合之助の本を売って、
「せわぁない」と
お金を作ってくれた母・滝を見て
文は反省するのでした。

「こねなことなら、
女たちで一燈銭でもはじめましょうか」

そんな滝の言葉に発奮した文は
亀太郎の母・フネに
売れ残った魚を分けてもらって、
女性陣みんなで
かまぼこを作りを始めます。

一方、入江九一も京に行く決意を固め
ようやく見つけた仕事も辞めて
萩へ戻ってきます。

入江に会って、
ますます亀太郎の心は揺れます。

すみが萩に戻ったことを知った文は
入江家に行きます。

やっと落ち着いた暮らしができた
すみに申し訳ない気持ちから、
文は、すみには声を掛けられず
入江家の勝手口に
黙って野菜を置いて帰りました。

その晩、松陰の肖像画の前で
『留魂録』を手にしている久坂に
文はお金を渡します。

「女たちで稼いだお金です」

文の言葉に久坂は言います。

「すまん。俺が動くと、お前を不幸にするの」

申し訳なさそうな久坂に文は言います。

「また気取りおる」

「あなたが思うとるより女は強いんよ」
と、文は笑いました。

 

 

塾生たちの旅立ち

ashouka002塾生たちは京に出発するため
松下村塾に集結しています。

塾生の出発を見送りに来た高杉が言います。

「俺は松蔭先生には、
果たせんかった『』が2つあると思うとる。

1つは攘夷を決行すること。
もう1つは、異国を自分の目で見ること。

お互い先生の『志』を、1つずつ遂げて長州に戻ったら、
今度は2人で、どでかいことしようや !」

「悪うない」

ようやく納得した久坂でした。

「いくぞ、お前ら!
この松本村から、世界を変えるんじゃあ~」

と高杉が叫ぶと、

「えいえいおー」

と、品川弥二郎が音頭で、
塾生一同で掛け声を掛けます。

文久2年(1862)春、
久坂玄瑞と塾生たちは京へ、
高杉晋作は上海へと旅立ちました。

第19話「女たち、手を組む」その3 へと続く。

 


 

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