文と寅次郎と伊之助 そして禁書

                                         

杉文(あや)の幼少時代は、山田萌々香さんが演じました。
大河ドラマも時代劇も初挑戦です。

杉文の成人時代は、井上真央さんが演じるわけですが、
その井上真央さんによく似ていて、
まったく違和感のない主人公の幼少時代となりました。

第1話の中盤で玉木文之進(奥田瑛二)に叩かれるシーンがありますが
この時、本当に奥田さんの手が当たってしまうハプニングがありました。

山田萌々香さんは、それまで家族にも叩かれたことがなかったので
人生初体験の出来事でしたが、見事に演じ切りました。

あとで「大丈夫!?」と、奥田さんが優しく気遣ってくれたようです。 

 


 

「機動戦士ガンダム」のシャアの声の語りで幕開け

「今からおよそ160年前、今の山口県萩市にひとつの小さな私塾があった」
機動戦士ガンダム」のシャア役でおなじみの
池田秀一さんの語りでドラマの幕が上がります。

54作にも及ぶ大河ドラマ歴史の中で、
声優語りに起用されたのは初めてです。

舞台は、嘉永3年(1850年)の現在の山口県の

主人公の杉文(山田萌々香)は、
家族以外とは、うまく話せない引っ込み思案な下級武士の娘です。

一方、文の大好きな兄の吉田寅次郎(伊勢谷友介)は
優秀な若き兵学者として、周囲の期待を集めていました。

すでにご存知とは思いますが
吉田寅次郎とは、後の吉田松陰のことです。

寅次郎は、欧米列強のアジア進出という世界情勢を知っており
鎖国を続ける江戸幕府と日本の未来に強い危機感を感じていました。

そして、寅次郎は九州遊学を認められ長崎に行きます。

そこで『海防憶測』という禁書を手に入れます。

当時、幕府から禁じられている禁書はご法度。
読む事はもちろん手にする事すら禁じられていたのでした。

 

 

 

文と小田村伊之助との運命的な出会い

その頃、文は河原で泣き叫んでいる若い侍を見かけます。

小田村伊之助(大沢たかお)、後の楫取素彦
薩長同盟の陰の立役者となる人物です。

ネタバレになりますが、後に文と再婚しますので
これが運命的な出会いなわけです。

若い侍は、明倫館で教えている小田村伊之助と名乗りましたが、
人見知りのは、伊之助から話しかけられると逃げてしまいます。

その晩、文の弟・敏三郎(森永悠希、幼少期は大橋律)が
見慣れない本を持っているのをが見かけます。

その本の表紙は『甲陽軍艦』というタイトルが貼られているものの
海防臆測』の文字が隠されており、
は、寅次郎から聞かされていた禁書であると気付きます。

は、河原で出会った伊之助の本だとすぐに覚り
翌日、明倫館に『海防臆測』を伊之助に返しに行きますが
叔父の玉木文之進(奥田瑛二)に
禁書を持っているのを見つかってしまいます。

 

スパルタ教師の叔父・玉木文之進

文は、怖い文之進から厳しく叱責され叩かれ、
禁書の持ち主が誰なのか詰問されますが、
決して伊之助の名前は口にしませんでした。

そして家の外に放り出されてしまいます。

そこへ大好きな兄・寅次郎が帰ってきます。

寅次郎は、文と冷たい雨の中で一緒に濡れながら
幼少の頃、寅次郎自身も
文之進から叩かれながらスパルタ教育を受けたこと、
学問の意欲に目覚めたことなどの話をしてくれました。

寅次郎から優しく諭され
人見知りのが、この時に
「自分は変わろう」と、心の変化があったような感じを受けました。

<長くなりましたので、次回に続きます。>

第1話「人むすぶ妹」その2
 へと続く

 


 

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