秀吉

                                         

羽柴秀吉は初めて出会った真田信繁を
上杉景勝と会うのを先送りして
なぜか連れ歩く。

戸惑う信繁をよそに
秀吉は遊郭で酒を楽しむ。

信繁が景勝に会わずともいいのか・・
と訊ねると、秀吉は、
信繁の父・真田昌幸に手を焼いていることを
こぼすのだった。

 


 

大谷刑部吉継との出会い

そこへ石田三成が秀吉を
城へ連れ戻しに現れる。

城に戻らないとしない秀吉は
信繁の機転により、城に戻ることとなる。

石田邱の居室に戻った信繁は
三成から秀吉の相手をしたことに
労いの言葉をかけると、
大谷刑部吉継に引き合わせる。

三成が席を外した折、
三成への不信感を信繁が口にすると
形部は三成を庇い、代わりに詫びる。

さらに形部は、信繁に
秀吉は気に入った若者を
始終そばに置いておきたくなる・・
と、忠告する。

 


 

真田信幸への期待

翌日、上田城の昌幸のもとに、
秀吉から上洛を促す書状が届くが
大坂には信繁がいるから心強いと
昌幸は、しばらく静観を
決めこむことにする。

信繁ばかりを頼りにする父に
真田信幸は淋しさを覚える。

昌幸は、乱世が過ぎて
世の中が落ち着いた時こそ
信幸の出番で、
荒れ果てた土地を再び耕し
国を立て直すときこそ
信幸の生真面目さが役に立つ
と思っていた。

 

 

上杉景勝の苦悩

天正14年(1586)6月14日、上杉景勝は
秀吉に拝謁した。

秀吉は越後の本領を安堵すると
上杉景勝に昌幸を助けてはならぬと命じる。

昌幸が秀吉の上洛の命令に
従わないことに苛立っていたことと
再び真田を攻めようとしている
徳川家康に対し恩を売るためだった。

真田の命運を左右しかねない
秀吉からの厳しい要求に、景勝は絶句。
理想と現実の狭間で苦悩する。

景勝は、信繁に、
そのことを言えないまま
茶室で、秀吉とともに
千利休からの茶を嗜む。

利休は、景勝の茶の所作から
景勝が秀吉の臣下につく決断を感じ取る。

 

 

秀吉の家族とのひととき

その後、大広間に秀吉、三成、
片桐且元、実弟の羽柴秀長と
豊臣秀次が集まり、
検地についての会合をしているのを
その隅で、信繁も見守る。

その会合を終えると、秀吉は
信繁を連れて茶々のもとへと赴く。

秀吉は、いずれ茶々を
側室にするつもりだと
信繁にそっと告白する。

一方、秀吉の正室の寧は
茹でたての里芋を、加藤清正や福島正則、
のちの小早川秀秋こと木下辰之助少年に
ふるまい、縁側で秀長がそれを眺めている。

そこに、秀次、秀吉、信繁も合流し、
信繁は、秀吉とその家族たちと
幸せなひとときを分かちあった。

 


 

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